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よって選択された捕捉範囲内に進入したときに、又は手動捕捉の場合には、観測者が物標を捕捉したときに、ARPAは3.4.7、3.6、3.8.2及び3.8.3に従い、1分間以内に物標の運動傾向を表示しなければならない。そして3分間以内に物標の予測運動を表示しなければならない。
3.4.13 ARPA機能が有効である距離レンジの変更後又は表示のリセット後において、完全なプロッティング情報を表示するまでの時間は4走査を超える時間であってはならない。
3.5 動作警報
3.5.1 ARPAは、観測者により選択された距離に接近したすべての識別可能物標について可視及び/又は可聴信号によって観測者に警報する能力を持たなければならない。警報を発生させた物標は表示面上に明瞭に表示されなければならない。
3.5.2 ARPAは観測者により選択された最小距離及び最小時間内に接近すると予測されるすべての追尾物標について可視及び/又は可聴信号によって観測者に警報する能力を持たねばならない。警報を発生させた物標は表示器上に明瞭に表示されなければならない。
3.5.3 追尾物標が距離レンジの外へ出た場合を除いて、当該物標が消失した場合には、ARPAは明瞭に表示しなければならない。また、物標の最後の追尾位置は表示面に明瞭に表示されなければならない。
3.5.4 動作警報を動作状態にさせたり、又は非動作状態にさせることが可能でなければならない。
3.6 データ要求
3.6.1 観測者の要求により、下記の情報が、すべての追尾されている物標について、文字及び数字によりARPAから直ちに提供されなければならない。
.1 物標までの現在距離
.2 物標の現在方位
.3 最接近距離(CPA)における物標までの予測距離
.4 CPAに至るまでの予測時間(TCPA)
.5 物標の計算された真針路
.6 物標の計算された真速力
3.7 試航操船
3.7.1 ARPAは、物標の情報の更新を中断することなく、自船の操船に

 

 

 

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